八戸にも、「前沖さば」「いちご煮」「せんべい汁」と素晴らしく美味しいものがありますが、どれだけ人の心の中に棲みこんでいるのでしょうか。食べたら美味しい珍しいものだけでなく、何度でも食べたくなって、そのためにわざわざ出かけていくような。
彼らは、これらの手探りの実験を通してそのことを実感していました。ただ美味しい、ただ品質がいいではなく、個性、独自性まで感じられるようになるためにはどうすればいいか。行きついた結論が、知覚品質です。まさにブランド化のために必要なことでした。「八戸ハマ」というブランドを人の心に植え付けて、そこから個々の商品に落としこんでいく。全く違った6人が集まって、異見をぶつけあったからこそ、ここに行きついたのでしょう。これが、若い世代の力です。
また、八戸ハマブランドのために不可欠なのは、沿岸漁業の人たちであると考えたこと。つまり、漁師さんを喜ばせることができなければ、このブランド化は成功しないと確信したのです。

